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第32回りっつん夜学 「りっつんのキャンドルナイト ~キャンドルの瞬きの中でお食事会~」

今回の夜学はりっつんではじめての本格的なキャンドルナイト。りっつんに集うお客様、スタッフでお食事をいただきながら、日頃から気になっていること、どうしても聞いてほしいことなど、胸に秘めた各自の思いをみなさんで話し合って共有していただきました。
午後7時、店内の電気が消され、ミツロウキャンドルの優しい光と白檀の香りに包まれながら、ウェルカムドリンクのビオナーデで乾杯。夜学の始まりです。くじで一人ずつ順番が決められ、お話が始まりました。

店主のあいさつ

店主

キャンプファイヤーのときみたいに、キャンドルを囲みながら、おいしいお料理をいただきながら、秘めた思いをみなさんで共有できた、りっつんらしいキャンドルナイトになりました。蜜蝋ろうそくの明るさは、お話を聴くのに丁度よく、心を分かち合うのに充分で、時間を過ごすにはおつりがくる程でした。

愛情と手間隙を充分かけて育った国産無農薬野菜の流通にも「フェアトレイド」を、という提案にギクっ。女性用のふんどし復活の話題に、二十一世紀のブルーストッキング運動「青鞜」じゃんってドキっ。りっつんは多元的でこれが「つくばスタイル」だって褒められてニマ。レポートでは書ききれない情報が行き交いました。

次は、冬至。2008年12月21日21時4分。小豆粥、かぼちゃ、柚子ジュースでお待ちしております。キャンドルナイトの顔で又お会いしましょう!(りっつん店主・小清水美恵)

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医食同源

今回の夜学で特に意見が多く聞かれたのが食と健康の問題です。とある病院で働いている方は、アレルギー患者の方が薬などの対処療法でもなかなかよくならないのを見て、現代の医療に必要なのは予防医学ではないか、と思うようになったといいます。「手術や薬での治療は悪いところを取り除いたり、症状を抑えたりするだけで、根本的な原因を治すことはできない。食べ物で治せないものはどうやっても治らない」のだそうです。医食同源ですね。

一方で「あれを食べてはダメ」「これを食べてはダメ」と自分だけではなく、人に対しても禁欲的な食事療法を押し付ける「過激派」となってしまう人もいます。ある参加者のお母様は有機農法の発芽玄米でガンを克服されたといいます。けれども彼女の一番の心の支えとなったのは「胃がん患者の会」の皆さんの励ましでした。どんなにいい思想でも、本当に相手のことを思いやっていなければ、無駄になってしまいます。

キャベツダイエットで10kg以上やせたという女性の方は体が軽くなることで食事内容もかわり、添加物の入った料理を避け、なるべく体に優しい食事を心がけるようになったといいます。また生活の中でいろいろな感覚がさえるようになったとか。「りっつんでは身体にいいものを厳選して料理しているので安心して食事ができますね」と一言。ありがとうございます。

本当の農業って?

今回の夜学では、実際に有機農業に携わっている方も何人か参加してくださいました。全て女性の方です。ある方は農学部を卒業されたものの農学と実際の農業の間に大きなギャップがあることにジレンマを感じ、ご自分で有機農業を始められました。実際に土に触れ、作物を育てていると自分の身体で自然の恵みを感じることができます。また、天候の変化など細かい環境の変化にとても敏感になるそうです。

実際に一生懸命手をかけて野菜を作っていると、キャベツ1個が200円なんて安すぎる・・・と思ってしまうこともあるのだとか。実際、日本の野菜は欧米に比べて安すぎるともいわれます。スーパーの野菜はどうして安いのか、化学肥料や除草剤を使って生産性をあげているから?さらには遺伝子組み替えで栽培の簡単な野菜ができているから?野菜を販売する組織が大きくなるにつれ、どんどん利益を優先する仕組みが出来上がっていきます。本当に安全な野菜を作ろうと思えば時間と手間がもっともっとかかるはずなのに・・・なぜでしょうか。

さらに疑問は膨らみます。有機野菜は高いという人は多いけれど、高価なバッグをひとつ我慢すれ十分に安全な野菜が手に入るのも事実です。ミヒャエル・エンデの著作「モモ」にはお金と心の問題が取り上げられています。

自然のものはいつか朽ち果てていくけれど、お金は朽ちることがない、いつからか人の心は拝金主義のストレスと言う魔物に取りつかれてしまいました。前述の農業にかかわっている女性は、お金が一切介在しない農業という営みを通じて自然の恵みだけでなく、その中にもっと深い、魂や神とも言えるような存在に気づき、さらに東西の古典文学や思想を振り返って勉強するようになったといいます。

夜学の様子

本当の事を知る

在日のビルマ人難民を支援している方もいらっしゃいました。テレビのニュースでも多くの情報が伝えられていますが、軍事政権の強硬な姿勢、昨今の状況は不条理極まりないといいます。また、政治や経済の裏で行われている「本当のこと」を知ると、「嘘」が見分けられるようになるのだそうです。参加者の一人、気候の研究をしているという学生さんによると、ミャンマーで発生したサイクロンの規模は日本で起きる台風とそれほど変わらない、けれども湾の形や建物の脆弱性など地位特有の理由で被害が甚大になったといいます。

また、チベット問題に関する活動をされている方もいらっしゃいました。ダライ・ラマのファンだというこの女性は思いやりや愛という言葉が大好きだといいます。物事を持続させるのはお金や利益、利己愛ではなくではなく、他への思いやり、なるほど、納得です。ちなみにチベットの現状を訴える映画「チベットチベット」は7月5日(土) つくばのぎゃらりー なが屋門で上映されます。映画で語られることは物事のひとつの側面でしかないかもしれません。けれども映画を通して「本当のこと」の一部が垣間見られる可能性もあるのです。

私のやりたいこと

やりたいこと、目的がわかっているのにアプローチの仕方がわからない、という方もいれば、必要な情報は必要な時期にやってくる、という意見もありました。何かやりたいことがはっきりと決まったとき、過激な手法に出るか、地道にやるか。ミャンマーやチベットの問題でも様々な団体が独自の手法でそれぞれの意見を社会に訴えかけており、時にはそれが社会的な問題になってしまったり、関係の無い人まで傷つけてしまうことがあります。できるだけ人に迷惑をかけず、なおかつ人に訴えかける運動であるためには一体どういう行動をとればいいのか。

子供たちのために

さらに今回の夜学では多くのお父さん・お母さんが子供たちへの思いを語ってくださいました。あるお母さんは環境汚染によって魚に含まれる重金属は私たちの体の中に少しずつ蓄積していき、いずれ何らかの病気や障害を引き起こす可能性がある、ということを聞き、では何を食べればいいのかと悩むようになったといいます。何を食べればいいのか、本当のところ、正しい答えはありません。「少しでも情報を知る努力をして子供に伝えていくこと、それだけでもとても大きなことではないでしょうか。子供はそこから自分で大切なものを見つけ出し、お母さんの意思を引き継いでいくでしょう」という意見もありました。

夜学の様子

愛する子供に何を食べさせればいいのか、そのような疑問が生じた時点ですでにひとつのアクションが始まっているといえるのかもしれません。
また、これからお子さんが生まれるというお父さんは漠然と子供の将来に対する不安を感じながらも、「子供がこの時代に生まれてよかったと思えるように、何をすればよいかを考えていきたい、新しいライフスタイルを作り出せないか。このつくばの地で、りっつんというお店を通じて、何か新しいことができるような気がする」と希望的なご意見をいただきました。

 

"Yagaku"workshop
No.32
2008/06/20/Fri

りっつんのキャンドルナイト
お食事会

~MENU~

[明り]
蜜蝋ろうそく

[香り]
サンダルウッド

[ウェルカムドリンク]
ビオナーデ
(ドロップド・レスキューレメディー)

[お食事]
玄米ピラフ
高きびのイタリアンパスタ
車麩と香草大豆たんぱくの串カツ
アマランサスのタラモ風サラダ
蕪のトロトロスープ
ひえ粉のババロア
ドライフルーツのケーキ
セントジョーンズワートティー


ご説明

[明り]
蜜蝋ろうそく

*しつらいスタッフから
暗闇の中でゆらゆらと揺らめくろうそくの光を見つめていると、ぼお~っと心がゆるんで違う世界にいるようになります。ロウソクや暖炉のあんどんのあかりには1/fゆらぎがあって、このゆらぎは視覚を通じで脳内からα波が出して高ぶった神経を沈静化するそうです。石油パラフィンからつくられたロウソクはゆらがないのをご存知ですか?香料を使わない100%純粋蜜蝋キャンドルの極上のゆらぎをご用意しました。

[香り]
サンダルウッド
[ウェルカムドリンク]
レスキューレメディー

*おもてなしスタッフから
大切な香りは"サンダルウッド"をお選びしました。和名は「白檀」です。沈静、瞑想時、および心身のクールダウンに適応します。熱を加えることをしなくても十分に芳香を放つので、置物である仏像、数珠等の仏具をはじめとする仏教儀式に欠かせない香りです。
そして、ウェルカムドリンクのドイツ発オーガニック・ノンアルコール飲料「ビオナーデ」にバッチフラワー「レスキューレメディー」をお入れしました。このレメディーは

  • ◆インパチェンス
    (忍耐力、内なる平和)
  • ◆スターオブベツレヘム
    (ショックが癒される、トラウマの解放)
  • ◆チェリープラム
    (落ち着いて自分をコントロールできる)
  • ◆ロックローズ
    (不測の事態でも冷静さを保てる)
  • ◆クレマチス(現実に着地)

の5種類の組合せで、神経の苛立ちや動揺した状態に対応し、精神のバランスを取り戻すサポートをいたします。いろいろなもの同士のエネルギーの交換のお手伝いになればと思いました。

[お食事]
玄米ピラフ
高きびのイタリアンパスタ
車麩と香草大豆たんぱくの串カツ
アマランサスのタラモ風サラダ
蕪のトロトロスープ
ひえ粉のババロア
ドライフルーツのケーキ
セントジョーンズワートティー

*まかないスタッフから
矛盾やまやかしや妥協を100%を削減、国内自給率98%のお料理です。心身共にリラックスさせるセントジョーンズワートを主成分にアーユルヴェーダに基づいてハーブとスパイスがブレンドされたお茶をご用意しました。

 

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おわりに

夜学の様子

他にもたくさんの疑問、悩み、訴え、希望を聞くことができました。少しでも安全な食のため、環境のためにできるだけ正確な情報を得ること、そして必要だと思ったら自ら発信していくこと、決して過激に押し付けるのではなく、相手の目を見て、ダライ・ラマのように「愛情と思いやり」をもって接すること、本当のことを知ること、将来に悲観的になるのではなく、私たちの子供たちが、孫たちが、この世界を受け継いでよりよい世界にしていってくれると信じること、そのためにできる限りのことをしてあげること。世代や性別、職業の違う人たちが集まって、話し、聞き、考える中でそれぞれが向かっていく方向が少し見えてきた、そんな気がした一夜でした。

今回の夜学は夏至の前日6月20日に行われましたが、翌日の21日には皆さん、ご自宅で電気を消してキャンドルナイトを実践された方もいらっしゃったと思います。家族や友人とお話したり、一人で物思いにふけったり・・・ろうそくの光のもとでどんなことを思い浮かべたでしょうか。何かもやもやとしたものが残った人も、ちょっとすっきりした人も、来年の夏至の日までに皆さんの「思い」が少しでも前に進むことができますように…。

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今回の夜学のご案内

【第32回目】 6月20日(金)19:00~21:30
「りっつんのキャンドルナイト ~キャンドルの瞬きの中でお食事会~」
まかないつき学費 2,000円

今回は夏至の前日開催「りっつんキャンドルナイト」です。
キャンドルのやさしい灯りの中で、おいしい料理をいただきながら、いつもと違う時間を過ごしていただければと思います。

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